フィンランドの銀行

今日はフィンランドの銀行について紹介したいと思います。

フィンランドに留学する場合、こちらの銀行口座が必要になることもあると思います。
特に、フィンランド国内の奨学金を受給する場合には、フィンランド国内の銀行口座が必要になることが多いと思います。

それでは、口座を作る手順について説明していきます。

予約

こちらの銀行はいきなり窓口に行っても受け付けてくれません。
まず、口座をつくるためには、銀行を予約しなければなりません。
予約は直接銀行まで出向いて行います。

その際にパスポート等の身分証明書や留学していることを証明できる書類(入学許可書など)を持参することをおすすめします。
予約の際にこれらの書類の提示を求められる可能性があります。中でも、パスポートは必須です。

フィンランドでは、在留許可証は正式な身分証としては認められていないらしく(銀行員の話による)、正式な証明が必要な際にはパスポートの持参が必要だそうです。

契約

予約した日時に銀行を訪れて、口座開設の契約を結びます。
その際には、予約時と同様にパスポート、大学の入学許可書または在学証明書、奨学金の証明書(金額がわかるもの)を持参します。

銀行員と話をしながら、口座の詳細を詰めた後、持参した書類のコピーを取られ、最後に契約書にサインをして終了です。
このとき、デビッドカードやクレジットカードの作成が可能であれば、作成しておくことをオススメします。
というのも、フィンランドはカード社会であり、ほとんどの店で多くの人がカードで支払いをします。
現金で支払いもできますが、慣れないユーロの小銭を探しながら支払うととても時間がかかるので、常にカードでスマートに支払いを済ませるのが良いと思います。
また、支払いの記録が確実に残るので、家計簿をつけるにもやりやすいかと思います。

さらに、オンラインバンキングも同時に契約しておくと良いと思います。
家賃の支払い等で利用することになると思いますので、契約しておいて損はありません。

なお、これらの使用料はすべて合わせて月々€7くらいだったと思います。
これらを契約しない方が節約になりそうですが、支払いの都度に生じる手数料の方が高くつくことが往々にしてあります。特に、家賃の支払いなど、振り込む必要があるものに関して。
なので、デビッドカードとオンラインバンキングには申し込んでおくことをオススメします。

書類の到着

契約を済ませたら、書類が届くのを待ちます。
日本の銀行のように、開設手続きをして即使えるというわけではありません。
2日ほどで届くと言われましたが、私は届くまでに1週間以上かかりました。

しかも、書類は何度にも分けて届けられるので、結局口座が使い始められたのは10日以上経った後でした。
私が契約したNordea bankは比較的早い方という噂なので、他の銀行であればもっと長くかかるかもしれません。

気長に待ちましょう。

最後に

ハッキリ言って、フィンランドの銀行は不親切です。
日本の銀行と同じ感覚だと心が折れそうになります。
口座開設の際には必要書類と合わせて、広い心を持参することをおすすめします。