炊飯器 —Gastroback Design Reiskocher—

今日は炊飯器の話題です。
海外で生活をしていても、日本人ならどうしてもお米が食べたくなります。

フィンランドでも日本と同じお米はスーパーに普通に売っています。
ヘルシンキではなく、地方都市でも大抵売っています。
ただし、日本産ではないことがほとんどです。
それでも、日本と同じ品種のお米が買えるだけありがたいことです。


さて、お米が調達できたら、炊かなくてはなりません。
ひとまず、鍋で炊くのも良いでしょう。

「鍋」、「米の炊き方」くらいのキーワードで検索すればいくらでも炊き方を解説したサイトが出てきます。
2〜3回炊いてみるとコツが掴めるでしょう。

しかし、鍋を使って炊いていると、鍋を使った料理ができません。


そこで、安い炊飯器を買ってはどうでしょうか。

私はこの炊飯器を購入しました。
www.amazon.de

安くてまあまあ評判が良さそうだったのでこれにしました。
買う時期にもよりますが、€50くらいで購入できます。

ドイツの会社のものですが、以前の記事で紹介したように、ドイツのAmazonはフィンランドからも購入可能です。

この炊飯器がどういったものなのか、調べようにもレビューはドイツ語で書かれているので、ここで簡単に紹介したいと思います。

この炊飯器の機能としては、保温と炊飯のみです。
主電源を入れると保温が始まり、炊飯のレバーをおろすとご飯を炊き始めます。
なお、タイマーはありませんので、炊きたいときにスイッチを入れる必要があります。

炊くのにかかる時間は非常に短いです。きちんと測ったことはありませんが、20分くらいです。
鍋で炊くのとそんなに変わりません。
そんなに早いのは、日本の炊飯器のように吸水の時間をとっていないことが理由のひとつです。
そのため、炊く前に30分くらいお米を水に浸けておかなければなりません。
この行程を抜かすと非常に硬いご飯が炊きあがります。

また、この炊飯器は焦げ付きやすいというレビューがたくさんありました。
使ってみたところ、確かに焦げ付きやすいです。

焦げ付きを少なくするコツは、少し水を多めに入れておくことです。
ただし、多すぎるとおかゆ風になってしまうので、使いながら微妙な分量を覚えるしかないでしょう。


この炊飯器の最大の問題点は、炊きあがった後、フタを開けると蒸気の吹き出し口から大量の水が落ちてくることです。
そのため、炊飯器を置いているテーブルは炊飯器の後ろ側が水浸しになります。
後ろなので、気付きにくいと思います。使用する際には注意してください。


フィンランドでも買える安い炊飯器は他にもいくつか種類があると思いますが、今回はGastrobackのものを紹介しました。
Amazon.deにもいろいろ種類が出ているので、レビュー等で比較した上で購入するのが良いと思います。

ちなみに、当然のことですが、味は日本の炊飯器より落ちます。
安い炊飯器は楽ですが、味は鍋で炊いた方がおいしいのはほぼ間違いないと思います。