フィンランド留学中の携帯電話はどうする?

留学中、携帯電話はどうしますか?

最近は、スマートフォンが普及したことで、海外でも簡単に携帯電話が利用できる状況になりました。
Wifiさえあれば、日本から持ってきたスマートフォンでインターネットができます。
LineやFaceTimeを使えば、日本の友人や家族とも簡単に電話ができます。

しかし、今回紹介するのは、Wifiの使い方ではありません。

フィンランドでは、国民のインターネットへのブロードバンド接続が権利として法律で認められています。

つまり、この国の通信環境は非常に良好です。
今までフィンランド以外にも数カ国に行ったことがありますが、フィンランドほど通信環境が整備されていた国はありません。
日本と比較しても、フィンランドの通信環境の方が良いと思います。

今日は、フィンランドで携帯電話を利用する方法を紹介します。


プリペイドSIMカード

フィンランドで携帯電話を使用する場合、留学生はプリペイドSIMを買うことになります。

よく使用されているのは、

  • DNA
  • Telia
  • Saunalahti

の3つだと思います。
いずれもヘルシンキ空港のR-KIOSKIで購入できます。

DNA Rajaton Prepaid

https://www.dna.fi/documents/753910/985975/20170628_Super_Rajaton_Opas_150x150_EN.pdf/03da8627-6797-c40b-000e-d58797fd60b8

€7.9で購入でき、チャージなしで1週間使用できます。
その後は€10からチャージでき、1日の使用料は€0.89です。
4Gおよび3G通信が無制限で使用でき、国内通話は一部を除いて無料です。


Telia

Teliaは学割サービスがあるらしく、月€19.9で使用できるようです。
価格はこちらの方がやや安いですが、サービスは基本的に同じです。

学割の適用を受けたければ、学生証の申請が先に必要かもしれません。

Saunalahti

こちらも基本的に先述の2つと同じサービス内容だったと記憶しています。

どれを選ぶかは、価格で決めるか、勧められたものにするか、、、と言ったところです。
まれに、SIMカードとスマートフォンの相性が悪いことがありますので、購入したらすぐに設定しましょう。
使用できない場合は交換してもらえます。

通信量無制限の高速通信

SIMの紹介にも書きましたが、これらのSIMは通信量無制限かつ、通信速度が非常に速いです。
時間帯と地域によっては70Mbpsくらいのダウンロード速度が出ます。
遅くても10Mbpsくらいは出ているはずです。
Wifiに接続するよりも、セルラー通信の方が速いこともよくあります。

また、通信量も無制限です。
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こちらの図は今月の通信量を測定したものですが、84GB使っても通信制限はありません。
テザリングで映画をダウンロードして見ても全く問題ありません。

自宅のインターネットは契約していないので、いつもテザリングでインターネットをしていますが、快適に使用できています。

チャージ

使用料のチャージはR-KIOSKIでできます。
レジで携帯の番号とチャージする金額を伝えて、支払えば終わりです。
クレジットカードでの支払いもできます。

チャージを忘れると通信を止められるので注意してください。
1ヶ月分の金額を毎月決まった日にチャージするのが忘れなくて良いと思います。

海外ローミング

EUの法律改正によって、フィンランドのSIMをユーロ圏内でフィンランド国内とほぼ同等の使用料で利用できるようになったそうです。
通信量には多少の制限があるようですが、旅行先で少し使う分には通信量をそんなに気にせずに使用できるようです。

1日100MBまでなら1日1ユーロもかかりません。ただし、1日の通信量が100MBを超えると通信量が少し高くなります。
使いすぎても、昔のように破産するほどの請求は来ないと思いますが、ほどほどに抑えて使用したほうが良さそうです。
フィンランドほど通信環境がすぐれた国は他にないことを肝に銘じておきましょう。
たくさん使いたい場合は現地のSIMカードを買った方が良いです。


注意点

ここまでフィンランドのプリペイドSIMカードについて紹介してきましたが、これを使用するためにはSIMロックフリーの携帯電話でなければなりません。
docomoやau、Softbankで購入したスマートフォンでは使えない可能性があります。ただし、最近はSIMロック解除ができるようなので、渡航前にショップで確認しておくのが良いと思います。