格安フィレンツェ旅行 —ヨーロッパ留学の特権—

研究が少し落ち着いたので、短期間ですがイタリアを旅行してきました。
ヨーロッパ各国に気軽に旅行に行けるのはヨーロッパに留学した者の特権です。

以前の記事にも書きましたが、早めに航空券を取れば、日本から来るのとは比べものにならないくらい安く飛行機を利用できます。

行き先

他にも旅行をしたり、計画したりしているのですが、有名な観光地に行ったのは今回が初めてなのでブログに書きます。
今回の行き先は「フィレンツェ(Firenze)」です。
英語ではFlorenceと呼ばれます。

フィレンツェは15世紀のルネサンスの中心地であり、街自体が世界遺産に登録されています。
また、屋根のない美術館とも呼ばれるほど美しい街です。

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フィレンツェにも空港はありますが、フィンランドからの直行便はありません。
そのため、ローマかミラノまで飛行機で行き、そこからは電車で行くのが便利だと思います。
ローマはフィレンツェと同じくらい歴史的建築物や美術館が多く、ローマ経由で行くのがおすすめです。

電車のチケットの購入方法はまた後日、紹介したいと思います。


フィレンツェの観光

絶対外せない、フィレンツェの観光スポットを紹介します。

ドゥオーモ

フィレンツェで有名な場所と言えば、もちろんドゥオーモ。
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駅から徒歩でいける場所にあります。
ドゥオーモの手前に写っているのはサン・ジョヴァンニ洗礼堂とジョットの鐘楼です。
いずれもフィレンツェを象徴する建築物です。
近くで見るとその迫力に圧倒されます。

ちなみに、ジョットの鐘楼とドゥオーモのクーポラには階段で上ることができます。
上からの景色は圧巻ですが、非常に長く、狭い階段なので、体力に自信のない方と閉所恐怖症の方はよく検討した上で挑戦してください(笑)

ちなみに、クーポラに登るには時間の予約が必要です。
予約はネットかドゥオーモ附属美術館でできます。なお、入場の際には予約の控えが必要なので忘れないように注意してください。
万が一、忘れててもドゥオーモ附属美術館で確認表を再発行してもらうことも可能です。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

こちらも有名な教会です。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅の目の前にあります。

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ファサードは大変美しいですが、それ以外の外観はあれ?という感じも・・・。
中には有名な美術品があります。

駅から近くて有名な場所なので、行っておいて損はありません。

ベッキオ橋

こちらも有名です。

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ディズニー・シーにこの橋を真似して作った橋があるので、なんとなく見たことあるような気がする人もいるのではないでしょうか。
これが本物です。

ミケランジェロ広場

街の中心から少し離れたところにあります。

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フィレンツェの街全体が見渡せる高台にある広場です。
美術館や教会はたくさんあり、行くところに迷いますが、ミケランジェロ広場は絶対に行った方が良いです。
ここからの景色がとてもきれいで、広場の階段は上から下まで人が埋め尽くしています。
とてもロマンチックな場所なので、恋人同士で行くなら絶対外せません。
一方、一人で行くと、少し虚しい気持ちになります・・・。


宿泊

宿はもちろんAirbnbで。

有名な観光地なので、サービス料までしっかり取る宿が多いですが、ホテルに泊まるのに比べれば圧倒的に安くて、きれいで、広い部屋に泊まることができます。
Airbnbを利用する際には、ホストとのやりとりもその醍醐味のひとつです。
地元のお菓子などのお土産を持参すると、ホストと仲良くなるきっかけになると思いますので、何か持参することをおすすめします。
ホストも宿泊客とのコミニュケーションを望んでいる場合も多いので、良いと思います。


食べ物

フィンランドに比べると、食べ物はなんでも安くておいしいと感じました。
特に、コーヒーはどこで飲んでもおいしいです。

フィンランドのコーヒーは酸味が強く、正直あまり好きではないのですが、イタリアのコーヒーは気に入りました。


観光の際の注意点

フィレンツェでは観光客を狙った悪質な商売が横行しています。

例えば、路上に絵を並べて、それをわざと踏ませて、その絵を無理矢理買わせるなど。
これは至るところで見受けられますので、注意してください。
もし踏んでしまったら、、、逃げるのは難しいでしょう(笑)

最後に

今回のフィレンツェ旅行はわずか3日ほどでしたが、十分楽しめました。
ここでは有名な観光地しか書いていませんが、有名な美術館もたくさんありますので、そういったものに興味があれば美術館を回るのも楽しいと思います。
また、フィンランドに比べるとフィレンツェは暖かい気候なので、冬に訪れると鬱を軽減する効果も得られるかもしれません。
いずれにしてももう1度行きたいくらい素晴らしい場所でした。

コーヒーの会

前回のフィンランド人がコーヒー好きという話に引き続き、今日もコーヒーの話題です。
私のいる大学では、学部スタッフのコーヒーの会が毎週あります。

ただでさえ、コーヒーブレイクが1日に何度もあるにも関わらず、週に1回必ずみんなで集まってコーヒーブレイクをします。

もちろん、他愛もない話をしているだけ、、、、のはずですが、そこでの会話はフィンランドで繰り広げられているため、私にはさっぱり理解できません。
英語で喋るときは比較的ゆっくりしゃべる人が多いのですが、フィンランド語だとやっぱり速い。
フィンランド語を勉強していたとしても交換留学生程度のレベルでは到底理解できないスピードです。

そんな会に果敢にも月に1回程度参加しているのですが、毎回、話が全く理解できない辛さによる酷い孤独感を背負って帰ってきます(笑)


留学に孤独感はつきものですが、全く理解できない言語のなかに放り込まれるとより一層それを感じます。
英語の会話だったら少々速くてもおおまかな内容は理解できるので、ここまでの孤独感を感じることはないのですが。
これも海外生活の洗礼のひとつと行って良いでしょう。

さて、次回はいつ参戦しようかと考えますが、この孤独感を感じると、1ヶ月くらいはコーヒーの会に行きたくなくなります(笑)


以前、英語圏の国に留学していた先輩も、コーヒーブレイクのときの会話には全くついていけなくて辛いと言っていましたが、フィンランド語ともなると、ついていけないレベルではないのは言うまでもありません。
おまけに11月という、夜が長く、寒くなってくる気候がよけいにメンタルを抉ってくるので、こういった類のものにはより一層の注意が必要です。

今後、フィンランド留学を考えている方は肝に銘じておくのが良いかと思います。

Nordea codesの設定方法 —Apple Payを使用開始するために—

フィンランドのApple Payについて以前、紹介しましたが、Apple Payを設定するために必要なアプリ「Nordea codes」の設定方法を紹介したいと思います。

Nordea codesは、Nordea bankのNet bankを使用する際に必要な認証アプリです。
これ以外にもコード表を使用する方法など、いくつかありますが、このコードアプリを使用することが最も推奨されているようです。
また、Apple Payもこのアプリを使用することで、最も簡単に設定できます。

まず、そのアプリはこちらです。日本のストアからでもダウンロードできます。

アプリをアクティベートするには、アクティベーションコードが必要です。
その取得方法が難解なので、今回は主にそれを説明します。

Activation codeの取得

まず、Nordea bankを開きましょう
www.nordea.fi


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そして、Log inの中の「Net bank」を開きましょう。



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ログイン画面が開きますので、「Code card」を選んで、郵送されてくるコードカードを手元に用意しましょう。
また、ユーザーIDはコードカードとは別の郵便で届いているはずです。郵便物をくまなくチェックしましょう。


まずは、ユーザーIDを入力します。これは数字だけです。
次に、Codeですが、これはコードカードの「01」から順に使っていきます。
つまり、初めてコードカードを使用してログインするときは「01」に記載されている4桁の番号を入力しましょう。
それができたら、ログインしてみましょう。

万が一、コードが違う場合、どの番号のコードを入力するように指示が出るはずです。




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ログインしたら、上のメニューバーの「Edit Netbank」を選択します。
そして表示されたメニューから、「Access code」を選択してください。


そうするとこの画面になります。

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「Take Nordea Codes app into use」を選択します。


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あとは、コードが届けられる電話番号が間違っていないことを確認し、App IDを適当に決めて打ち込み、「Continue」を選択します。
うまく行けば、SMSでコードが届けられますので、Nordea Codesにそのコードを入力し、あとは指示に従って進めていけば使用可能になります。


とにかく使い方がわからない

Nordea Codesは、スマートフォンで簡単に認証できるという便利なアプリなはずなのですが、留学生にとっては使い方の説明が乏しく(特に設定方法)、非常に困らされたので、ここに設定方法を紹介しました。
今後、フィンランドで生活する方のお役に立てれば幸いです。

ESPRESSO HOUSE

フィンランド人はコーヒーをよく飲みます。
そのため、カフェは街の至るところにあるのですが、世界中にあると言われるスターバックスはヘルシンキにしかりません。


一方、フィンランド中にあるメジャーなカフェのひとつとして、ESPRESSO HOUSEがあります。

fi.espressohouse.com


おそらく、大学があるくらいの街には必ずあるのではないでしょうか。

エスプレッソハウスのページを見ても、フィンランド語でメニューが読めないかもしれませんが、店名にもなっているエスプレッソを始め、カプチーノやラテなど、スターバックスでおなじみのコーヒーたちを飲むことができます。

食事のメニューもそこそこあるので、フィンランドに来て困ったらとりあえず入ってみる店としては良いかもしれません。
ヘルシンキにも多数あります。


当然、ヘルシンキにはスターバックスもありますし、Cafe Aaltoもありますから、わざわざESPRESSO HOUSEに入るメリットはあまりありませんが(笑)

Airbnbで旅行

ヨーロッパに留学することのメリットのひとつは、気軽にヨーロッパを旅行できることです。

日本から行くよりも近いし安いとは言え、留学生は所詮学生。
使える予算も限られます。

そこで、安くヨーロッパを旅行するコツをひとつ紹介します!


Airbnbとは

最近はそこそこ話題にもなっているので、聞いたこともあるでしょう。
Airbnb(エアービーアンドビー)とはいわゆる民泊サービスです。

www.airbnb.jp

宿を提供する人と求める人を結びつけるサービスです。
うまく利用すれば、ホテルよりはるかに安く、広くてきれいな部屋に泊まることもできます。


旅行先を決めたら、まずは検索してみましょう。


Airbnbで宿を探す。

行き先を入力するだけで簡単に検索できます。
ざっと眺めた上で、希望の条件を入力して絞り込んで行きましょう。

まずは、日付です。日程が決まらないことには予約できません。
まだ決まっていない場合には、希望の宿が空いている日程で旅行を組むのも良いかもしれません。

次に宿泊する人数、部屋タイプ、料金の範囲を指定していきます。
ここで、初心者が特に注意するべきなのは「部屋タイプ」です。

「まるまる貸し切り」はその名の通り、アパートまるごとを自分たちの部屋として利用することができます。
「個室」は、シェアアパートのような形で、自分たちだけの部屋が1部屋と共有のキッチン、バスルームなどがあり、全く知らない他人とキッチンやバスルームを共用しなければなりません。
「シェアルーム」は、説明にも書いていますが、相部屋です。

初心者は、ひとまず「まるまる貸し切り」にチェックしておくと良いと思います。
Airbnbを通して他人と交流することを求めるのであれば、個室やシェアルームも良いと思いますが、いきなり見知らぬ外国人とコミニュケーションをとりながら宿泊はかなりハードルが高いので、個室やシェアルームは慣れてから使ってみるのが良いでしょう。

検索結果が表示されたら、場所、部屋の写真、キャンセルポリシー、ホストの言語などの細かな条件を確認して部屋を決めます。
なお、詳細な場所は予約を確定させるまで表示されません。


予約前にレビューを確認

ここで、Airbnbを利用する上で最重要ポイントです。

必ず、利用者のレビューを確認してから予約してください。
部屋の条件としては、「ある」と書いてあるものがなかったり、写真ではわからないポイントが指摘されていたりと、重要な情報が隠されています。
悪いことを書いているレビューは必ず探しましょう。

Airbnbはホテルとは違い、一般人が所有する部屋を宿として貸しています。
写真ではきれいでも、実際には掃除が行き届いていないことは十分にあり得る話です。
また、鍵の受け渡しについてもレビューに書かれていることが多いです。鍵の受け渡しについて柔軟な対応をしてくれるのかどうか、よく確認しておきましょう。


予約

条件、レビューをしっかり確認したら予約をしましょう。
人気物件はかなり早い段階で予約がいっぱいになってしまいます。
決めたら早く予約することをおすすめします。ただし、キャンセルポリシーについて確認しておくこともお忘れなく。


ホストと連絡

予約が完了したら、ホストと連絡と取り合います。
多くの場合、英語で連絡をとることになると思います。
到着時間や出発時間を連絡して、鍵の受け渡しについて相談しましょう。
なお、実際の宿泊の際にホストに簡単なお土産を用意しておくと良いかもしれません。


レビューを書く

実際の宿泊については言うまでもないので、ホストと連絡してうまくやりましょう。
滞在が終わったらAirbnbからレビューを書くことが求められます。

レビューは利用者とホストの双方がお互いに書きます。
ただし、自分がレビューを書かなければ相手が書いたレビューを読むことはできません。
ホストからのレビューは今後の宿泊の際にもホストが見ることになるので、Airbnbを利用していく上で重要な情報になるでしょう。

もちろん、レビューなので良いことばかりを書く必要はなく、悪かった点はしっかりと書いておくことが重要です。
今後の利用者のためにも正確な情報をレビューで残せると良いと思います。

私もこれまでに2回、Airbnbを利用して旅行しましたが、これらの項目をチェックしておいたことで、快適な旅ができました。
これらの旅行は、ホテルよりもずっと安く良い部屋に泊まれたと思っています。
Airbnbを利用して、快適な旅を体験してみてください。

フィンランド生活のための冬用シューズ

フィンランドでは雪が積もり始めました。
ヘルシンキでも気温が氷点下になり、本格的に冬が始まろうとしています。

フィンランド旅行者向けの服装やシューズについての記事はたくさんありますが、生活するための記事はあまりないので、今回はフィンランドに留学する人のために、冬用のシューズを紹介します。


スニーカーでも大丈夫か

日本から来る留学生のほとんどは、冬用シューズなんて持っていません。
多くの場合、スニーカーで来ることになると思います。

結論から言うと、人によってはスニーカーで1年中過ごすこともできますが、正直なところおすすめできません。
特に、北に行けば行くほど寒さは厳しくなるので、冬用シューズを用意することをおすすめします。


冬用シューズ

簡単にいうと、雪でも耐えられるブーツを履いている人がほとんどです。
とは言っても特別なものではありません。

日本でも売っているティンバーランドのブーツを履いている人は結構みかけます。
内側が起毛になっていたらなお良いと思います。

ちなみに、革製品は寒さをそのまま内側に伝えてしまうことから、よくないとされています。
その点は購入する際に注意が必要です。

フィンランドは秋頃から天候が悪くなり、雨から雪へと変わっていきます。
そのため、防水性に優れたものであればなお良いと言えるでしょう。

特に、ゴアテックス製品であれば全く問題ないと思います。
ただし、高いので財布とよく相談する必要があります。


どこで買うか

もともと冬用シューズを持っているのあれば、日本から持ってくるのもありでしょう。
ただし、かなりの容積をとり、荷物になります。

そう考えると、現地で買うのが良いと思います。
冬用のブーツはこちらでは必需品のため、日本より安く売っているように思います。
もちろん、ユーロのレートにもよりますが、日本で買って持ってくることを考えると、現地で購入した方がトータルのコストは抑えられるのではないかと思います。

また、フィンランドは競争があまり激しくないようで、ヘルシンキだろうと地方都市だろうと入っている店はほとんど変わりません。
そのため、ある程度の都市であれば品揃えはほぼ同じなので、あまり購入場所に拘る必要はなさそうです。

現地の店を数店舗回って、良さそうなものを選べば良さそうです。
冬用シューズがわからなければ、店員さんに尋ねてみるのも良いでしょう。

サマータイム終了

この前の日曜日でついにサマータイムが終了しました。

冬に向かって日の出が日々遅くなっていたので、サマータイムの終了で日の出が早くなったのは少し嬉しい出来事です。
しかし、ここからも日々、日の出は遅くなるので、再び暗い朝になるのは時間の問題です・・・。

雪が降って、サマータイムが終了して、、、となると本格的に冬が始まったような気がします。
そして、日本とフィンランドの時差は7時間になります。


11月はフィンランド語で「死の月」と言われているくらい、日照時間が短くなり、日々暗く、寒くなっていきます。
ここから徐々に鬱になっていく人が多いそうなので、気をつけなければなりません。

日照時間が短くなるとビタミンDが不足しやすいらしく、フィンランド人ですらビタミンDのサプリメントを取るらしいです。
秋からビタミンDをとることはフィンランドでは一般的なことなので、スーパーでも当たり前のようにサプリメントが売っています。

また、フィンランドでベリーをよく食べるのも、ビタミンを摂取するためなんだとか。
その地方の食べ物には、その地方なりの理由もあるってことですね。

ベリーだけでビタミンを取るのは厳しいので、鬱になる前にビタミン剤を買っておこうと思います。