少し前にラップランドで初雪が観測されたと言っていましたが、気付けばフィンランド全域で雪が降るようになりました。
朝起きると一面雪景色・・・とまではいきませんが、白い世界が広がっています。


気温もすっかり氷点下になり、寒い日々です。
人肌恋しい季節です。

日本の温泉も恋しい・・・。
フィンランドにはサウナもあるので、他の寒い国よりはまだマシかもしれませんが。


雪の季節の生活

さて、雪が積もりようになると、生活も少し変化してきます。

例えば、車はスパイクタイヤを履くようになります。
いつもとは違ったタイヤの音が冬の訪れを感じさせます。

日本ではスパイクタイヤは禁止されているので、お目に掛かる機会はありませんが、フィンランドは北の果ての国だけあって、スパイクタイヤは当たり前の光景です。


一方、自転車はと言うと、、、

日本ではどうか知りませんが、こちらでは雪が積もっていてもお構いなしで自転車に乗ります。

なんと、自転車用のスパイクタイヤもあります。
現地の人はスパイクタイヤなんか使わないと言っていますが、暖かい国から来た留学生はどうするべきか。

気温が低すぎて雪が溶けず、雪が積もっていても滑らないので現時点ではまだスパイクタイヤを必要としていませんが、これが一旦溶けて全部凍ってしまったらと思うと恐ろしいです。

結構なお値段なので悩みどころですね。


人の行動の変化

さすがに雪が降るほど寒くなると、外を歩いている人も少なくなったように思います。
しかし、それでもウインドブレーカーにタイツでジョギングをしている人も見かけるので、やはりこの国の人は寒さに強いです。

さすがに日本人はこの天候では外を走る気持ちにはなれません。
吸い込む空気が冷たすぎて頭が痛くなってきます(笑)


一方、室内は常に20度くらいに保たれているので、日本の冬と比べても圧倒的に暖かいです。
カフェなんかは以前よりも賑わっているような気もします。
そして、暖かいコーヒーが恋しくなります。

フィンランドは世界有数のコーヒー消費国ですが、1人が1日あたり5杯はコーヒーを飲むとフィンランド人の知人が言っていました。
確かに、ことある毎にコーヒーを飲んでいるイメージです。
私もこちらに来てからコーヒーの消費量が増えたような・・・。
ちなみに、フィンランド人は浅煎りのコーヒーを好むようで、酸味が強いです。


とりとめもない内容でしたが、冬になりつつあるフィンランドの様子をお伝えしました。

極地の天気は安定しない

今日はフィンランドの首都、ヘルシンキにいます。

私の住んでいるところはいつも曇りや雨、雪なのですが、ヘルシンキに来るといつも晴れています。
フィンランドの秋は、日々短くなっていく日照時間、晴れない空のおかげで気分が沈んでいき、鬱になりやすいと言われています。
今日のヘルシンキのようにいつも晴れていれば心配ないのですが・・・。

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ヘルシンキ大聖堂

天気予報

さて、今日は天気予報の話題です。

冒頭でも述べたように、フィンランドの秋は天候が荒れます。
とにかく雨が良く降ります。そのため、10月は泥の月と言われ、車や服、カバンが泥だらけになります(笑)

そのような気候ともなれば、天気予報が気になりますよね。

日本では、Yahoo!天気やウェザーニュースなど、素晴らしい予報精度を誇る天気予報アプリが利用できます。

一方、フィンランドでは、これといって良い天気予報アプリがありません。

フィンランドに来た頃は「Local weather」というアプリを使っていましたが、使いにくいし、あまり当たらず、雨雲レーダーも雑すぎてあまり使い物にならないので、正確な天気予報を得ることを諦めました(笑)


その代わりに、今ではiPhone標準の天気アプリを利用しています。
日本にいるときは精度もよくないし、予報が雑なのであまり使っていませんでしたが、こちらに来てみると、この精度で十分です。
というか、これ以上の精度を求めようにもそんなものがそもそも存在しません。

そうなると、使い易くてわかりやすいiPhone標準の天気アプリを利用することになるのです。
ついでに日の出と日の入の時刻も表示されますし、なかなか便利です。

iPhoneのについているこんな適当な天気アプリですが、日本以外の国では十分その役目を果たしているのかな、と思い始めた今日この頃でした。

フィンランドでもApple payが開始 —日本のiPhone7でも使用可能—

本日、フィンランドでもApple payが始まりました。
日本ではiPhone 7の発売ともに始まりましたが、こちらでは1年遅れてサービス開始となりました。

Apple payに対応したカードを発行しているのは、多くの留学生も利用しているであろうNordea bankです。

こちらの銀行については以前の記事を参照してください。
freemoversuomi.hatenablog.com

銀行口座を開設すると、留学生の場合、デビットカードを作ることができます。
Nordea bankのデビットカードは、Apple payにも使用できるそうです。

そこで、さっそく私も設定してみました。

設定する前に

Apple payを使用するためには、それに対応したiPhoneが必要です。

iPhone 7が発売されたとき、日本で販売されているモデルはFeliCaに対応した特別モデルであるため、海外のApple payには使用できないと言われていました。
私がフィンランドで使用しているのは、日本で購入したSIMフリーのiPhone 7です。
もしかしたら使用できないのでは?と思いながら設定を開始しました。

設定

設定方法は極めて簡単です。
ここで紹介しなくとも、Appleが解説してくれていますので、こちらのページを参照してください。

support.apple.com



実際に、日本で購入した日本モデルのiPhone 7で設定してみたところ・・・




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設定できました。
日本のカードとともにApple walletの中に並んでいます。

ただし、設定時には、Nordea bankのアプリがiPhoneにインストールされており、口座の設定が完了している必要があるようです。
設定時に認証にこのアプリが使用されます。




なぜ設定できたのか。

よくよく調べて見ると・・・

ただし、それは日本国内での話です。決済はApple Payであっても、ひも付けられたカードの発行国を越えて決済することは認められていないため、日本発行のカードは日本以外の国では利用できず、結果としてApple Payも使えないことになります。海外で利用するためには、その国で発行した(Apple Pay対応の)カードが必要です。

news.mynavi.jp

と書かれていました。

しかし、私のiPhone 7は、時刻こそフィンランド標準時に(自動的に)設定されていますが、その他の設定はすべて日本にいたときのままです。
地域の設定等を変更することを過去に検討したこともありますが、使用できるアプリの問題等々から日本のままにしています。
もちろん、フィンランドのApp storeでしか利用できないアプリもありますが、フィンランド語が読めないのでそこまでして使用する価値はないとの判断です。



したがって、

日本モデルのiPhone 7でも、現地で発行されたクレジットまたはデビットカードがあれば、Apple payは利用できる。

ようです。



支払い

Apple payの設定が完了したら、今度は実際に使用できるのかが問題となります。

Apple Finlandのサイトによると

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と表示されており、Apple payの表示がなくても、IC支払いができる店舗であれば使用できるようです。
Nordea debitには最初からICでの支払い機能が付いているため、それが利用できる店舗であればApple payでも支払いができるようです。


使用できる店舗以上に、日本から持ってきたiPhone 7でも使用できるのかということがここでは問題ですが。




ということで、さっそくK marketで買い物をする用事があったので、使ってみました。
Apple payの表示はまだどこにもありませんでしたが、全く問題なく支払うことができました。
もちろん、使用したのは日本から持ってきたiPhone 7です。

カード社会であるフィンランドでは、スーパーを始め、学食から屋台まであらゆるところでカード決済ができ、IC決済に対応した機械が使用されていますが、これまで、IC決済ができた店舗ではおそらく、Apple payも使用できるようです。

その後もいくつかの店舗で試しましたが、学食も含めて、すべての店舗でApple payが使用できました。
iPhoneだけを持っていれば良いので、非常に便利です。

唯一の問題点は、クレジットカードを手に持っていないので、いきなり支払おうとすると店員さんが混乱し始めることがあるくらいです。
そういうときは、クレジットカードで支払いたい旨を伝えましょう。
普段は何も言わずとも、何を手に持っているかで支払い方法を判断してくれますが、さすがにiPhoneだけを持っていても判断するのは難しいでしょう。

この問題が解決するには、Apple payがより普及するのを待つほかありません。

旅行時のEvernote活用法

ヨーロッパ各国への旅行

フィンランドに留学しているならヨーロッパ各国に旅行に行きたくなることもあるでしょう。
むしろ、せっかくヨーロッパにいるなら、旅行した方が良いと思います。
少々お金はかかりますが、日本から行くよりも圧倒的に安いので、タイミングを見て旅行に行くことはおすすめです。

さて、その旅行中、乗り換えやチケットの買い方といった情報はどうやって得ますか?
本を買うのも良いですが、本は荷物になります。

また、iPhoneで調べながら旅をするのも良いと思いますが通信量が気になります。
おそらく、ヨーロッパの中でもフィンランドほど通信量が安く、通信量に制限のない国はないでしょうから。


となると、出発する前にいろいろな情報を調べておくのが無難です。

では、調べた情報はどうしますか?すべて暗記しておきますか?メモしておきますか?


こんなときこそEvernote

iPhoneを持っているなら、Evernoteにすべて情報を入れてしまいましょう。

見つけたWebページをまるごとクリップすることができます。

「あ、あの情報もメモしておけばよかった!」
「あのページの下の方に書いてあったのに、メモしていない!」

ということがなくなります。

やり方は簡単。
Safariでクリップしたいページを開いたら、共有メニューのEvernoteを選択するだけです。

Evernote有料化問題

最近、Evernoteの無料で使えるサービスが大きく制限されました。

でも、問題ありません。
Evernote無料版でも、デバイス2台までは使用できます。

iPhoneにEvernoteアプリをインストールして、iPhoneのSafariで開いたページをクリップする分にはデバイス1台分のカウントなので、無料で使用できます。

より楽に情報を探すのであれば、PCにもインストールしておくと良いかもしれません。
それでもデバイス2台なので、無料の範囲内です。

タオル

強力すぎる洗濯機

こちらの洗濯機は強力すぎます。


日本から持ってきた衣類はどんどんボロボロになっていきます。
Tシャツなんてあっという間ですよ。
タオルも。

こっちに来てから買い足すとしても、最初、1枚もないとさすがに困るので数枚バスタオルを持ってきていました。
しかし、既にもう薄くなってしまったように感じます。
新品で持ってきたのに、数年使った後のようになっています。


ヨーロッパの洗濯機に耐えられるタオル

ということで、今日はこちらの洗濯機の強力すぎる洗濯性能に耐えうるタオルを紹介したいと思います(笑)



それが、こちら。

www.amazon.de



Amazon basinのタオルです。

海外のタオルってどんなもんなのだろうか、と心配しながら買いましたが、さすが世界のAmazon。
悪くない品質です。

そして、かなり頑丈に分厚く作られているので、こちらの洗濯機で毎日洗っても大丈夫です。

ちなみに、日本のタオルはこちらの洗濯機で1回洗っただけで、かなり弱っていました(笑)
今治タオルだったんですけどね・・・。
日本に帰るときには荷物になるので、捨てて帰ろうと思います。
まさか今治タオルが数ヶ月でこんなになってしまうとはさすがに想定外でした・・・。


話を戻します。

Amazon basicのタオルについて、そんなに多く書くこともないのですが、誰が買ってもそんなに不満なく使えると思います。
販売元はもちろんAmazonなので、安心です。

フィンランドで使用できるAmazonについてはこちらの記事から。

freemoversuomi.hatenablog.com


この記事にも書いていますが、フィンランドは注文から到着までに2週間くらいかかることは覚悟しておいた方が良いです。
なので、フィンランドに留学する方は、到着してからこのタオルが届くまでの間に使用する最低限のタオルは持参しましょう。

VR フィンランド国鉄の格安チケット

フィンランド国内の移動手段

フィンランド国内の移動には、電車、飛行機、バスといった選択肢があります。

飛行機は主にFinnairがヘルシンキ空港と各地の空港を結ぶ路線を運行しています。
ヘルシンキ空港は便利な場所にありますが、地方の空港は街から離れていたり、街までの移動手段がなかったりとなかなか不便なことが多いです。

バスは安くて便利ですが、ヘルシンキから出るバスは駅前ではない場所から出ており、少しわかりにくいのが難しいところ。

一方、電車であれば、ヘルシンキ中央駅から乗ることができます。
空港から直接の場合、目的地によっては中央駅まで行かずにTikkurilaで乗り換えることできる場合もあります。
また、駅は多くの場合、街の中心に位置しているので、便利です。
今日は、フィンランド国鉄であるVRのチケット購入方法を紹介します。

VR

電車のチケットはVRのウェブサイトから購入できます。

www.vr.fi

英語がわかれば購入できます。
フィンランド語でもOKです。
当然のことながら、日本語はありません。

英語といってもシンプルなものしかないので、十分購入できると思います。


購入方法

行き先、日程の入力

このように、出発地(FROM)、目的地(TO)、出発日・時間(DEPARTURE)、人数(PASSENGERS)を入力し、「GET THE PRICE AND BUY A TICKET」をクリックします。

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ちなみに、Returnにチェックを入れると往復で購入できます。

列車の選択

このように列車の時刻と価格が表示されるので、乗りたい列車を選択しましょう。
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価格の下にチェックを入れると、このように表示が変わります。
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この列車で良ければ、「CONTINUE AND SEAT SELECTION」をクリックします。

格安チケット Saver Ticket

ここで今日の本題である、格安チケットの説明です。
Saver Ticketというのが、それにあたります。
2週間前くらいに購入しようとすると、ほとんどの列車のSaver Ticketがまだ残っています。

通常料金のチケットは、このように「Basic Ticket」と表記されています。
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値段は約2倍になるので、予定が決まっているのなら、早めにSaver Ticketを購入することをおすすめします。

シートの選択

購入するチケットが決まったら、次はシートの選択です。
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いくつか種類がありますが、「Regular seat」で通常は問題ありません。
その他のシートが必要な方は必要に応じて選んでください。

「SELECT SEATS」をクリックすると、座席の空き状況が表示されます。
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緑色になっているシートは空いているので、その中からシートを選択してください。
シートを選択し、黄色の表示に変わったら「Save selected」をクリックしてシート予約を確定させます。

オプションの選択

シート選択の画面の下に、オプションを選択するセクションがあります。
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キャンセルした場合の保険なので、変更する予定がないのであれば、「No thank you, ...」のままで良いと思います。
これで良ければ、「PROCEED TO PAYMENT」をクリックして支払いに進みましょう。

支払い

このような画面が表示されます。
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選択した内容が正しいことを確認して、下にスクロールします。


支払いの前に、チケットの受け取り方法を選びます。
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「Email, which I will print myself or receive in my e-mail or mobile phone.」が便利で良いと思います。
自分でチケットを印刷して持参する方法です。

この項目の中の「Send all tickets to one mobile phone number」を選んで、メールアドレスを入力します。
ここで入力したアドレスにチケットが届きます。

このセクションの最後にある「 IDENTIFIER (REQUIRED)」は任意の6–10桁の数字を入力します。
自動販売機からチケットを受け取る際に必要だそうです。
メールで送られてきたものを印刷して持参する場合、使うことはありませんが、入力必須なので何か入力しましょう。
チケットを持参するのを忘れたときには必要になるかもしれません。

さらに下にスクロールし、ようやく支払いです。
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まずは、「 I have read Terms and conditions and accept them.」にチェックを入れましょう。利用規約に同意するかどうかです。
自己責任で内容はご確認ください。

上半分は銀行のオンラインバンキングを利用する場合です。日本の方はフィンランドの銀行口座を持っていないので、下半分の「Payment cards」の項目を使用します。
使用したい国際ブランドを選択し、あとは指示にしたがって必要項目を入力し、支払いを済ませましょう。

支払いを済ませれば、チケットがメールで届くはずです。

乗車

あとは、フィンランドに出発する前にすべてのチケットを印刷して持っておけばOKです。
VRには改札はないので、チケットを見ながら、選択した列車の指定した座席に乗車してください。
列車が出発したら車掌が回ってきますので、印刷しておいたチケットを出してください。
QRコードを読み取ってKiitos!と言われて終わりです。
最後に、目的地で降りるのを忘れないようにご注意ください。

一応、車内アナウンスはありますが、日本のように繰り返し何回もアナウンスはしてくれないので、時刻を確認しながらアナウンスと行き先表示に注意しましょう。

おすすめの座席

最後に、おすすめの座席の紹介です。

旅行でフィンランドを訪れる場合、大きい荷物を持っていることがほとんどだと思います。
なので、荷物置き場の隣の座席はまずおすすめです。
列車によっては荷物置き場の隣の座席は1人用になっていることもありますので、1人旅の方には広くて特におすすめです。

また、列車によってはWi-fiと電源が備え付けられているので、非常に快適な電車の旅をすることができます。
どの列車についているかは、購入前によく確認しましょう。

遅くなる日の出

あっという間に10月の3分の1が終わってしまいました。
気付けば更新も滞っていました・・・。

フィンランドはすっかり秋、らしいのですが、気温は完全に日本の冬です。
おまけに雨期のせいで毎日天気が悪く、曇りだったらまだ気分が良いくらいです。

フィンランドは、夏は白夜、冬は極夜になることが知られていますが、大分日が短くなってきました。
現在、日の出は朝8時くらい、日の入りは18時30分くらいです。


紅葉もピークは過ぎ去り、街は落ち葉でいっぱいです。
最近の写真でも載せたかったのですが、曇り空または雨ばかりでコントラストが低くなり、どうも綺麗にならないのでやめておきます。

気温が氷点下になる日がすぐそこまで迫っています。
この時期、日本からフィンランドに旅行に来る方は真冬の装備で来るのが良いかと思います。
フィンランドに来てからしばらく時間が経ち、徐々に寒くなっていくのを体験しているので、そこまで寒いとは感じませんが、まだ20度以上ある日本からフィンランドに来ると相当寒く感じると思います。

ネタ切れ気味なので、今日はこのあたりで。
何か書いて欲しいネタ等あればぜひコメントしてください。